日本文化で、世界に誇れるものの1つとして、アニメがあります。また、アニメキャラクターになりきるコスプレも、人気分野です。衣装・小道具・メイクなど、非常に精度の高いものであり、つい写真におさめたくなります。ここでは、コスプレの写真撮影のコツを紹介します。ぜひ、アニメの世界観をリアルに表現してみましょう。
コスプレ写真を撮影する方法
まず、コスプレ撮影が可能な場所を探しましょう。
イベントに参加する
大型のアニメイベントには、プロから素人まで、幅広いコスプレイヤーが存在します。場合によっては有料会場もありますが、無料会場もあるので、気軽に撮影できることがメリットです。しかし、ほかのカメラマンも同時に撮影をするので、会場のマナーやルールに気をつかう必要があります。
モデル・スタジオをかりる
理想のモデルと、世界観にあうスタジオを見つけることができれば、個人撮影もおすすめです。納得がいくまで、撮影ができることと、ほかのカメラマンへの遠慮が必要ないので、有意義な時間になります。しかし、モデル代・スタジオ代がかかるので、注意が必要です。
コスプレ写真をきれいに撮るコツ
まずは、カメラの基礎的なポイントを理解して、美しい写真を撮りましょう。
アングルの工夫
正面からまっすぐ撮影することは、誰しもが行うでしょう。しかし、カメラの位置で、表情や視線を工夫すると、キャラクターの個性が引き出せます。たとえば、上から見下ろすように撮った場合は、上目づかいの可愛い雰囲気がでます。逆に、下から見上げるように撮った場合は、強い印象や迫力が演出できます。キャラクターをイメージして、良いアングルを探しましょう。さらに、身体をひねることや、手足を強調する工夫をすると、躍動感がでてリアリティーを追求できます。
光を利用する
写真は、光の効果がとても大きくでます。正面から当てることで、明るく元気な雰囲気が出せます。また、斜めから当てることで、適度な影があらわれ、立体感の演出ができます。スタイルの良さを際立たせることが可能です。また、逆光にして、キャラクターのシルエットを強調しても良いでしょう。あえて、表情がわからない暗い世界観も絵になります。
カメラの性能
カメラ自体にも、こだわる必要があります。基本的に画素数の高いものを選びましょう。2,400万画素程度であれば、充分に美しく撮影できます。また、大きく伸ばして印刷したい場合は、4,000万画素以上を選びましょう。
レンズの性能
コスプレ撮影に向いているレンズは、50~85㎜程度の中望遠レンズです。背景をぼやかして、モデルを際立たせることができます。アニメイベントなど、人が多い場所で、背景の映り込みが気になるときに向いています。
コスプレ写真はフォトスタジオで撮ってもらうのもおすすめ
自身がコスプレをした場合、もしくはモデルにコスプレを依頼する場合、フォトスタジオを利用することも良いでしょう。プロの力で、イメージ通りの世界観を手に入れるコツを紹介します。
カメラマンに作品を理解してもらう
撮影当日までに、カメラマンへ、キャラクター設定やストーリーを必ず共有しましょう。何もわからないまま、撮影を開始すると、世界観が演出できません。たとえば、笑顔にならないクールなキャラクターが、明るく元気いっぱいな表情では、せっかくのコスプレが大なしです。また、華やかな世界観のストーリーを、光をおさえダークな印象に撮られては、リアリティーに欠けます。自身の好きなシーンを、スマートフォンにスクリーンショットし、カメラマンへイメージを伝えやすくすると良いでしょう。
まとめ
東京では、コスプレイベントが多数開催されています。コスプレイヤー、カメラマンともに、アニメの世界観を愛している方がほとんどでしょう。撮影にこだわりをもつ場合、フォトスタジオは、とてもおすすめです。プロが手掛ければ、世界観をリアルに表現でき、キャラクターに命が吹き込まれます。瞬間的な表情やオーラを、あますことなく写真に残しましょう。作品への愛着が、さらに高まるでしょう。