最近、七五三の写真撮影やお参りでスーツを着ている男の子が増えてきています。七五三といえば着物を思い浮かべますが、スーツを着ても大丈夫なのです。では、スーツを着ることにどんなメリットがあるのでしょうか。この記事では、七五三で男の子がスーツを着るメリットについて詳しく説明していきます。本記事を参考に、ぜひ七五三の記念撮影でスーツを採用してみてください。
七五三の記念撮影でスーツを着るのはあり!
七五三の由来は、平安時代に行われていた「髪置きの儀」「袴着の儀」「帯解の儀」の3つの儀式だと言われています。とくに「袴着の儀」は、当時の正装である袴を初めて身につける儀式で、現在の5歳で行う七五三の由来となっています。現代の正装はスーツですので、七五三でスーツを着ても問題ないのです。
着物を着る人が多い
七五三では着物を選ぶことが多いようです。理由として、普段着る機会のない伝統衣装を着る経験ができる、スーツだといつもとあまり変わらない写真になってしまう、などが挙げられます。だからといって、七五三の服装に着物が適しているというわけではありません。
内祝いのため服装に決まりはない
七五三は内祝いなので、服装の決まりはありません。ただし、七五三は子どもの成長を感謝し、これから健康に過ごせるよう祈願する神事なので、正装で参加するのが望ましいとされています。スーツは現代では正装にあたるので、七五三でスーツを着ても大丈夫なのです。
七五三の記念撮影でスーツを着るメリット
七五三の記念撮影では、スーツを着るのがおすすめです。理由をこれから説明していきます。
費用が抑えられる
1番のメリットは費用が抑えられることです。着物はレンタルでもそれなりの費用がかかりますが、スーツであれば一万円もあれば一式揃えられます。
入学式などで着回しができる
5歳の七五三でスーツを着るなら、小学校の入学式でそのまま着られるでしょう。急な冠婚葬祭が入っても、スーツを一着持っていれば慌てずに済みます。習い事をしている場合は発表会の衣装にも着回せます。スーツは七五三以外にも着るタイミングが何度もあるのです。一度だけの利用というわけではないので、決してもったいなくはありません。
洋服は普段から着慣れている
着物は普段着慣れていないため、写真撮影時に子どもが緊張するかもしれません。また、長時間の着付けで子どもが不機嫌になってしまうこともあり、せっかくの写真撮影でいい笑顔を撮れない可能性があります。写真撮影で着物を着るのも特別な思い出になりますが、子どもが嫌がる場合にはスーツで写真を撮るといいでしょう。第一に子供の気持ちが大切なので、撮影時は子供の着たいものをきさせてあげましょう。
七五三で着物よりもスーツをおすすめする理由
それでは、七五三当日にスーツを着るのはどうでしょうか。実は、当日にスーツを着ることにもメリットがたくさんあります。
動きやすい
大きい神社では、広い境内のなかをたくさん歩いたり、長い石段を登ったりすることがあります。袴は裾が広がっているため、足をひっかけて転びやすいですが、スーツにその心配はありません。さらに、トイレに行きやすいのも大きなメリットの一つと言えるでしょう。
温度調節がしやすい
小さな子どもの体温は高く、着物が暑いかもしれません。また、七五三の時期は急に寒くなるため、着物だけでは寒い可能性もあります。スーツの場合は、暑ければ上着を脱ぐ、寒かったら中にセーターを着るなど温度調節がしやすいので、当日の気温を気にする必要がありません。その他の機会でも、一年中着ることが可能です。
当日そのまま行動しやすい
お参り後に食事に行く、祖父母の家に行くなどの予定があると、着物を着ていたら一度着替える必要があります。スーツならそのままの服装で次の予定に向かうことができるので、スムーズに行動できます。
まとめ
七五三は内祝いなので、男の子がスーツを着ることに問題はありません。スーツは子どもが普段着ている洋服に近く、当日の行動がスムーズになりますし、他のイベントでの着回しもできるので費用を抑えられます。ただし、七五三の主役は子どもです。子どもの希望も聞いて、子どもにとって良い思い出となる七五三を過ごせるように服装を選ぶことが大切です。興味がある方は本記事を参考にしていただけると幸いです。