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公開日:2021/08/01  最終更新日:2021/08/24

フォトウェディングや前撮り時に着ることのできる和装の種類とは?


フォトウェディングや前撮りでは和装を着用して写真撮影を行うことができます。一生に一度の思い出を和装で残したいという方は多く、洋装よりも和装の方が多く選ばれています。本記事では、和装でフォトウェディングや前撮りを行う魅力やフォトウェディングや前撮り時に着ることのできる和装の種類について紹介します。しっかり確認しましょう。

和装でフォトウェディングや前撮りを行う魅力

フォトウェディングや前撮りでは洋装よりも和装が人気があります。和装の人気が高まっているポイントの一つとして、フォトウェディングや前撮りなら格安料金相場で和装が楽しめるという魅力があります。昨今では結婚式費用が高額な傾向にあります。

そして、結婚衣裳や結婚式を諦める人が増加しています。たとえば、一般的な結婚式では新婦の衣装は46万円、新郎の衣装は16.7万円となっています。また、結婚式で和装を着用する場合の費用の相場は、白無垢で17.9万円、色打掛26.9万円、紋付袴9.9万円となっています。さらにお色直しを追加すると衣装だけで高額な費用が必要です。

しかし、前撮りやフォトウェディングでは、結婚式の衣裳平均金額に比べると費用が安いという大きなメリットがあります。たとえば、スタジオ撮影では15.9万円、ロケーション撮影では17.8万円が料金相場となっています。

そして、フォトウェディングや前撮りなら白無垢と色打掛どちらも楽しめるということもメリットです。白無垢と色打掛を両方着用したい場合、多くの撮影業者では所定の撮影時間内とカット数内で、衣裳を2着選んで撮影できるというプランが用意されています。

その他、フォトウェディングや前撮りなら誰の目も気にすることなく衣裳を選べるということも理由として挙げられます。現在では結婚年齢の多様化が進み、ドレスを選びたくないという人も増加している傾向です。日本人が昔から着用していた和装衣裳は、年代問わず似合い、抵抗感なく選べる衣裳であるため人気が高まっています。

フォトウェディングや前撮りで女性が着ることのできる和装の種類

白無垢

白無垢とは、基本的には綿帽子や角隠しをつけ、打掛から掛下(打掛の下に着る着物)、帯や小物に至るまで純白の色で揃えたものです。結婚式で新婦が着用する和装の中では最も格式が高い正礼装とされ、昔から結婚式の和装における定番となっています。

主に神前挙式でのみ着ることができます。結婚式以外の用途ではあまり使われることはありません。白無垢の衣裳の「白」には、今までの自分を捨てて無になって新たな家に嫁ぐ、という意味が込められています。

色打掛

華やかさが際立つ色打掛とは、掛下の上から羽織る白以外の打掛のことです。色打掛は白無垢を着た後、お色直しとして着ることが多い衣装で、婚礼では一度真っ白になってから嫁いだ家の色を入れ生まれ変わるという意味を持ちます。また、織り、刺繍、染めで華やかな模様が描かれ、色や柄で選ぶことができ、白無垢とは違う衣裳の楽しさを味わうことができます。

引き振袖

引き振袖とは地面に着くほどの裾が特徴的な着物です。その外観から「お引きずり」とも呼ばれます。江戸時代から武家や裕福な町人の間での衣裳でした。また、引き振袖の中でも黒地の黒引き振袖は最も格が高く、江戸後期から昭和初期まで一般的な花嫁衣裳として着られていました。

振袖

振袖とは、未婚女性の第一礼装になります。現在では成人式などで着用されるのが一般的ですが、結婚式は振袖を着ることのできる最後の機会になることから、現在ではお色直しでの装いに選ぶ人も多い傾向です。

フォトウェディングや前撮りで男性が着ることのできる和装の種類

黒五つ紋付き羽織袴

黒五つ紋付き羽織袴とは、家紋が付いた長着と袴に、同じく家紋付の羽織を羽織るスタイルです。そして、紋付き羽織袴の中で最も格式が高い男性の正礼装とされています。黒で背中と両袖の後側、両胸元の5カ所に家紋が入り、同じように5か所の紋が入った羽織をはおり、白の羽織紐を合わせます。黒には何色にも染まらないという意味があり、男らしさや決意の強さを衣裳で表しています。

色紋付き羽織袴

色紋付き羽織袴とは、正黒五つ紋付き羽織袴よりも格が下がった準礼装にあたります。黒五つ紋付き羽織袴よりも格が下がるため、厳格な神社によっては着用できない場合があります。そのため、神社での前撮りやフォトウェディングを考えている場合には確認が必要です。

花嫁衣装とのバランスをみて、白やグレー、紺などの似合う色を探すことができます。つまり、個性が出せる点が色紋付き羽織袴の魅力です。もし神前式で色紋付き羽織袴の着用ができない場合、披露宴でのお色直しや前撮り・ウェディングフォトなどで着用することをおすすめします。

まとめ

昨今ではフォトウェディングや前撮りで和装の人気が高まっています。理由として、結婚式より安く和装を着用できることや、年齢を選ばず日本人に似合う点などが挙げられます。また、女性の着用できる和装は白無垢・色打掛・引き振袖・振袖の4つです。また、男性が着用できる和装は黒五つ紋付き羽織袴・色紋付き羽織袴のどちらかです。格式高いものやデザインが華やかなど、どの衣装にも魅力があります。